【ダイエット】代謝についてのメモ
ダイエットにおいては体重が減る・身体がスリムになるといった表面上のことだけではなく身体の中で何が起きているかを把握しておく必要がある。
そのうちわかりやすく図にまとめる予定だが一旦自分用のメモとしてまとめておく。
通常時の代謝
炭水化物(糖質)
グルコース(ブドウ糖)に分解され肝グリコーゲンに貯蔵後、余剰分は血中に放出。肝グリコーゲンに貯蔵されたグルコースは血糖値を維持しながら緩やかに血中に放出され、脳や筋肉、内臓のエネルギー源となる。血中のグルコースは筋グリコーゲンに貯蔵され、筋肉の収縮時に消費される。脂質と異なり無酸素運動時にも消費可能であることが特徴。また、脂質を燃焼する際にも消費される他、各要素が同化/異化する際にも消費される。余剰分は中性脂肪として脂肪細胞へ貯蔵される。
脂質
脂肪酸に分解され血中に放出後、筋肉や内臓のエネルギー源となる。脳関を通ることが出来ないため脳のエネルギーとはならない。酸素がないと燃焼されないため、無酸素運動時は消費されない。余剰分は中性脂肪として脂肪細胞へ格納され、負荷の低い運動時に脂肪酸として消費される。
たんぱく質
アミノ酸に分解され肝臓に送られ血清蛋白の原料となったあと、遊離アミノ酸としてアミノ酸プールへ格納。8割ほどが体細胞の原料に、2割程度が糖新生によってグルコースとなりエネルギー源になる。余剰分は排泄物として体外へ排出。
メモ
基本的に糖質は主要エネルギー、脂質はエネルギーが大きいが小回りが利かない補助エネルギー、たんぱく質は身体を構成する要素としてそれぞれ利用される。何をするにも必要な糖質だが、余剰分は脂質に変換して貯蔵されるのに対して中性脂肪や脂肪酸から糖質に再変換することは出来ない。そのため、後述する糖新生によってアミノ酸から生成するか定期的に外部から摂取する必要がある。
飢餓状態
糖質制限や絶食等により血糖が枯渇すると、インスリンの分泌が下がりグルカゴンの分泌が活発になりホメオスタシスが起きる。健常時でも就寝中や食間には肝グリコーゲンの貯蔵量が減少した結果血糖が低下してこの状態になる。
- 省エネ化
- 糖新生
【省エネ化】
生命維持に必要なエネルギーを確保するため、筋細胞や内臓による血糖の取り込みが低下し、血糖値を維持しようとする。
【糖新生】
アミノ酸からグルコースを生成し、またアミノ酸や脂肪酸からケトン体を生成することでエネルギー源を確保する。糖新生中は筋肉の分解が促進される。ケトン体は脂肪酸が不完全燃焼した時に発生する物質で、脳のエネルギーとして使用することが可能。
糖新生時の代謝
炭水化物(糖質)
脂質
脂肪酸 → アセチルCoA → ケトン体
たんぱく質
アミノ酸プール内のアミノ酸が分解され、最終的にグルコースと尿素、水になる。
糖新生で消費されるのはたんぱく質が9割、脂質が1割程度でほとんどがたんぱく質。
【注意点】
以下の点に注意が必要。