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2015年夏アニメ Charlotte 10話「略奪」 感想

前回までの感想はこちら。

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以下、ネタバレありの感想。

10話の内容

今回は前話の回収と歩未の救出の二本立て。

タイムリープで過去に戻った隼翼は熊耳や目時、前泊、七野と合流し過去を改変しようとするが失敗。何度かタイムリープを繰り返すことで少しずつ過去を改変し、富を集め味方を作り最終的に学校法人を買収して能力者達を外界から隔離することで保護することに成功(能力は思春期を過ぎれば失われる)。しかしタイムリープの代償として少しずつ視力が失われ、最終的に視力を失うことになる。隼翼は表舞台から姿を消すことを決意し、由宇と歩未から記憶を消去させる。

隼翼の過去話の後、隼翼と奈緒から自分の能力が乗り移りではなく略奪であることを聞かされた(奈緒は由宇と出会う前から熊耳から能力を聞いていた)由宇は隼翼から能力を略奪し、歩未の事故前にタイムリープする。歩未の見舞いに来ていた小西の表情から歩未の能力が暴走した経緯を察した由宇は歩未から能力を略奪し、小西の襲撃から歩未を保護するのであった。

由宇「もうシスコンと呼ばれようがなんでもいい!」

前話の回収

前回の疑問に対する回答は以下の通り。

改変前の世界でどういう経緯を辿ってレジスタンスもどきの活動をしていたのか

説明なし

隼翼がタイムリープ後どのような行為に及んだのか

熊耳の能力を使って能力者を集め、ギャンブルや金融商品で金を集めて学校法人を買収。

改変は1度のみなのか複数回実行されたのか

何度も失敗し、その都度タイムリープして改変してきた。

タイムリープはずっと隼翼が行っていたのか

作中の描写だと他のタイムリープ能力者や由宇がタイムリープを実行した描写がないのでそうだと思われる。

目時や熊耳はタイムリープ前の記憶はあるのか

ない

隼翼は視力が喪ったから能力を発動できないのではなく実はもう能力自体を喪っているのではないか

視力がないだけでまだ能力はある。年齢が判りにくいがまだ思春期らしい(笑

サラと隼翼はなぜ視力を喪ったのか

隼翼は能力の代償として徐々に視力を失った。サラについては説明がないけど、隼翼と同じ能力だったのかな。

由宇が何故研究所時代の記憶を持っていたのかは未だ謎。これはタイトルのCharlotteと関係ある?

そういえば目時が来て何もせずに引っ込んだんだけど何故目時は来たんだっけ?

感想

歩未に冷やかされた時の由宇の態度、由宇が奈緒に事情を説明して感謝を述べるシーンは良かったです。今後の奈緒の心情も変わってくるでしょう。学園潜入時のギャグシーンは箸休め的な意味もあると思うんだけど、ちょっとスベってる。でも久しぶりに高城と柚咲が出てきたのでほっとした。あの二人は貴重な癒し成分。

気になった点もいくつか。

由宇がタイムリープしてからすぐに歩未の能力を略奪せず、熊耳が来訪してから能力を略奪するのは恐らく発症してからじゃないと能力が使えず略奪しないってことなのだと思うのだけど、その辺の説明がなかったので悠長だと感じた。普通に考えたら、タイムリープしたらまず略奪しようとするんじゃないかな。まぁ事件が起きるまで数日あるにはあるんだけど想定外の事象があってもおかしくないし。

次に、小西の表情を見て由宇が「こいつなのか」と歩未の能力が暴走した経緯を不明ながら察するシーンがあるんだけど、元々由宇は歩未の能力が暴走して駆けつけた時には既に校舎すら崩壊してて何があったのか知らないはずなのでちょっと違和感。「何故能力が暴走したのか」と考えるシーンでもあればまた印象が違うと思う。

総括

歩未の救出に失敗する(能力は略奪して暴走事故はなくなるが小西の襲撃で大怪我するなど)なりするかと思ったんですが、特にトラブル等もなくすんなり終わりました。この後の展開でもう一捻りあるのかな。

今後の展開ですが、特に事件がなければ歩未の救出はこれで終わりなので、あとは科学者達をどうするのか、学園外の能力者をどうやって解放するのか、といった話で展開していくと思う。

ふと、能力の発現の一端に超越者のような存在の影響があってそれがタイトルのCharlotteだったりするのかな、と思った。Charlotteと対話して彼女の問題を解決することで能力者たちから能力が喪われて解放される、といった妄想。

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