HYLOGICS

今後は各分室にコンテンツを移して、ここは雑記や暮らしを中心としたライフログ的な何かにしていく予定です。

2015年夏アニメ雑感 Charlotte

夏アニメ雑感は残り1〜2回でまとめてやってしまおうと思っていたんですが、分量が多い&書きかけの記事を上書きして消してしまったので思いついたものだけ個別に書いてみようと思います。

さて、今回はCharlotteについて。

Angel Beats!から5年、あの麻枝准が5年ぶりに脚本を書いたオリジナルアニメ……ということで、元鍵っ子だった身としてはちょっと覚悟をして観ないといけないと思ってつい後回しにしていましたが先週一気に録画分を消化して追いつきました。

こんな記事読んでる人は本編観てると思いますが観てないという人のために公式サイトのあらすじ貼っておきます。

Story

人知れず能力を駆使し、順風満帆な学園生活を送る乙坂由宇。
そんな彼の前に突如現れる少女、友利奈緒。
彼女との出会いにより、暴かれる特殊能力者の宿命。
それは麻枝准が描く、青春を駆け巡る能力者たちの物語ーー。

そして、以下ネタバレありでの感想など。

所感

正直、ここまでずっと見ていなかったのは1話アバンだかAパートだかで由宇のキャラクター性と付き合っていくのが辛くなったからなのだけど、ここ数話のシリアス展開もちょっと遠い目で見ている自分がいます。でもOPの質が高くて継続して視聴出来てる。OPで指を左右に動かす奈緒が最高に可愛いと思います。

Bravely you/灼け落ちない翼(初回限定盤)

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やきう〜音楽の流れは「あー、だーまえだなー」というお約束的な何かなんだけど、ハロハロとZHI ENDの二本立てにするのはちょっと焦点ボケるんじゃないかなーと思う。正直今の所ZHI ENDは良いけどHow-Low-Helloはちょっとどうなんだろう、という感じ。まぁ個人の好みです。

Angel Beats!と比べるとキャラが少なくなった分一人当たりの描写が濃くなるかというとそういうわけでもなくて、賑やかしがいない分ちょっと寂しい感じですね。まぁAngel Beats!もキャラ格差大きかったからな……藤巻とか野田なんて準モブという感じだったし。でも戦線のあの賑やかな空気も好きだったんだよねえ。

閑話休題

さて、Angel Beats!の話は本筋ではないのでこの辺にしておきましょう。

最新の9話で色々と伏線が解消され佳境という感じになってきました。

  • 由宇の真の能力
  • 由宇や歩未が忘却した乙坂家のもう一人の兄弟
  • 星ノ海学園のスポンサーであり、奈緒の恩人の正体
  • ZHI ENDの曲に既視感を覚える理由

どれも順当な消化の仕方だったかな。ここまでの流れで「改変された世界で違和感を感じる主人公」、「やり直された世界」といったフラグは立っていたので特に違和感はない。逆に奈緒が隼翼が由宇の兄だということを知らなかったことのほうが意外だったくらい。その辺を理解した上で由宇を観察(という名の監視)しているものだと思ってました。

今のところの疑問としては以下のようなものがあるのだけど、

  • 改変前の世界でどういう経緯を辿ってレジスタンスもどきの活動をしていたのか
  • 隼翼がタイムリープ後どのような行為に及んだのか
  • 改変は1度のみなのか複数回実行されたのか
  • タイムリープはずっと隼翼が行っていたのか
  • 目時や熊耳はタイムリープ前の記憶はあるのか
  • 隼翼は視力が喪ったから能力を発動できないのではなく実はもう能力自体を喪っているのではないか
  • サラと隼翼はなぜ視力を喪ったのか

まぁその辺の話は多分10話で補完されると思うので一旦保留しておくとして。

以下、ちょっと気になった点。

9話はちょっとですね、歩未が亡くなったばかりなのに奈緒とのデートに浮かれる由宇がもうなんというかついていけなかった。その後の奈緒に惹かれていく由宇と実はその気のまったくない奈緒の描写は生々しい気もする。由宇が奈緒に惹かれるのはこの先の展開に必要なのだとは思うし奈緒に支えてもらって立ち直りました、惹かれていきました、という文脈は理解できるのだけど、それをなぜこのタイミングに持ってくるのかっていう……歩未を救うためにやり直すんだ!という動機もどっか薄っぺらく感じられてくる。というか由宇がやり直さないという選択を取っても驚かないんだけど、さすがにそれはないかな。

ただ、逆に今のところ評価しているのは歩未との日常の描写で、歩未が事故にあうのは2話くらいから予見していて「ああ、この子死ぬか事故に遭うかするんだろうな」と醒めた目で見ていたものの6話中盤までにはすっかり感情移入していて「OPでの扱いが結構大きいし死にはしないかな……でも集合シーンが5人だったり4人だったりするし怪しいな……でも死んでほしくないな……」と思うようになっていて、その後に6話のサブタイトルを見直して覚悟をした。にも関わらず7話冒頭で事故の結末が明かされた時には軽く放心した始末である。というかさらっと話間で流すなよそこ!と思ったんだけどそれが逆に衝撃を与えた気がする。この辺Angel Beats!ではとってつけたかのように登場して殺された妹とは違うところですね!先の展開が判っていても強引に殴りつけて感情を叩き込むスタイルは嫌いじゃないです。

総括

率直なところ、色々と不満があって素直に持ち上げることが出来ないのだけど、続きは気になっている。正直このシナリオはゲームで映えると思うんだよなあ、アニメの文法にそぐわないのが問題なんだと思うんだけど。

でも既に全13話中9話まで消化して残り4話なんだよなー、ここからどう話を畳むんだろう。ということで今後に期待して見守りたいと思います。