HYLOGICS

今後は各分室にコンテンツを移して、ここは雑記や暮らしを中心としたライフログ的な何かにしていく予定です。

2015年夏アニメ雑感 振り返り

前置き

今季も大体6〜7話が終わって折り返しの時期を迎えましたので振り返りを兼ねて雑感を書こうと思います。

まず最初にお断りしておくと以下の作品はまだ未視聴(観るつもりはある)です。

ガッチャマン クラウズ インサイトはなかなか評判が高いようなので早めに消化したいと思う所存です。

ちょっとボリュームが多いので2〜3回に分けます。

前回オススメした作品のその後

まずは以前のエントリで視聴した中でオススメしていた作品のその後について。

作品名 評価
GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり
乱歩奇譚 Game of Laplace ×
がっこうぐらし!
干物妹!うまるちゃん
うしおととら

GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり

なんか思ったほど異世界ファンタジーって感じがしないので最近はゲートの向こう=南米に発見された秘境くらいに置き換えて見ることにしてます。アクションがあるとなかなか魅せる動画になるのですが、ここ最近のシナリオの展開はちょっと退屈ですね。戦車やヘリを見て軍事力のギャップに(一方的に)驚く描写はちょっとマンネリ気味。自衛隊を中心に据えてるので仕方ないのかなと思いつつもネットで右翼的だと叩かれる理由もわからなくもないかな。

ここまでの話

  1. ある日異世界とのゲートが開いて軍隊が攻めてきたのでこれを防衛し異世界を探索することにした。
  2. 探索の中炎龍に襲われ、からくも撃退。生き残りのエルフや流れの魔法使い、旅の神官たちと合流。
  3. 交易を通して彼らの自立をサポートするため城下町まで護送するが、街が盗賊に襲われていたので自軍の協力を得てこれを殲滅する。
  4. 主人公が城下町にいた帝国の姫の部下にフルボッコにされたので彼女たちを自衛隊の拠点に連れて行く。

最新話では異世界探索が一区切りして日本へ異邦者たちを連れて行くという展開に。軍事力ではなく文化水準の違いにギャップを受ける話になると思うしそれは望ましいのだけど、ここまでの流れを見ると正直ちょっと期待出来ない気もする。

乱歩奇譚 Game of Laplace

サブタイトル全部覚えてるくらいにはしっかり追いかけているのですが、回を追うごとに話がつまらなくなっていって凹んでいます。確信的に視聴者を掴みに来た人間椅子の回が一番マシで、影男の回くらいまではまだいろいろと期待出来ていたのですがその後が酷すぎる。

ここまでの流れ

コバヤシ少年が目がさめると目の前には変わり果てた担任の姿が。殺人の容疑者となったコバヤシ少年は己の無罪を証明するため真犯人を探すのだった。

  • 3話 影男

巷で多発する少女誘拐事件、実は女装が似合うコバヤシ少年は影男に依頼されて囮となり誘拐され犯人の元へ。

3年ぶりに復活した怪人二十面相。法で裁けぬ犯人たちに制裁を下す彼の正体とは。黒蜥蜴(と書いてヘンタイと読む)初登場。

所感:地味に3話から話が続いているような、続いていないような。ちなみにここでワタヌキを処刑しなかったせいで3話からのフラストレーションを引きずることに。

  • 5話 芋虫

現・怪人二十面相の動機とは。

所感:「芋虫」回なら時子が「芋虫」役でも良かったかなあと、まあそういう期待をしていました。3話〜5話は同じ脚本家なのだけど回想に尺を割いて視聴者を感情移入させようとする流れが3話と一緒。

問題は回想に尺を使いすぎて他の部分がおざなりになってる点。Aパートで回想を終わらせてBパートは怪人二十面相の視点で4話の裏側を描写するとかでも良かったかな、と。あと最後に申し訳程度に「芋虫」出さずにちょいちょいカット挟んだほうが狂気の演出になったのではないか。そのためにも回想の尺を詰めたほうが……と。

  • 6話 地獄風景

息抜き回。赤子と子猫と爆弾とテロリスト。

  • 7話・8話 パノラマ島奇譚

とあるブラック企業が開発するパノラマ島での怪人二十面相からの殺人予告、実際に起きた密室殺人の謎。そして明智の過去。

所感:これはひょっとしてギャグ回だったんだろうか。とにかく登場人物の描写が酷すぎる。コモダの経営するブラック会社も同様。導入の7話はともかく解決編の8話は引きつった笑いしか出なかった。

そういえば最新話の回想でラプラスの魔の話が出てきて、特に意味もないのかなと思っていたタイトルを回収しました。カオス理論やラプラスの魔といった単語が出てきますし蝶(バタフライ)が飛び回ってたりしますが明智の過去話はここまで引っ張ったくせに内容が薄っぺらくてまともな話をしてくれないので氷上を上滑りした挙句クレバスに落下した感じです。

総括: もともと乱歩奇譚は期待していたこともあって3話以降は個別に感想記事を書いてたんですが、キャプ画貼らないと面白みが伝わらないかなと思って公開せずに下書きに保留してます。扱いが難しい。

4話でワタヌキが処刑されない辺りからあれれ?と思ってたんですが5話の演出に違和感があり、この辺で追いかけるのが辛くなってきました。6話は番外編としてまだ楽しく観れたのですがシリアスに戻ってきた(はずの)7話と8話がジョークにしか思えない酷さで目を覆うばかりです。。。

がっこうぐらし!

がっこうぐらし!第1巻 (初回限定版) [Blu-ray]

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学校で生活する日常の裏でゾンビが徘徊する非日常というミスマッチ感を楽しむ作品。

ここ数話で

  • 災害発生当時〜現在のみーくんと太郎丸
  • イマジナリーめぐねえ

などが描写されました。

既にWikipediaで大筋のネタバレ踏んじゃったので展開は大体わかっているのですが、この作品は匙加減が非常に難しそうだなあと思います。ただシリアスシーンが緊迫感に欠けるきらいがあるのでギャップ的にももうちょっとゾンビの描写はおどろおどろしくてもよかったんじゃないかな、とちょっと思う。

あ、OPの手紙を本編内で回収するとは思ってなかった。今後の展開に関係あるのかな。

干物妹!うまるちゃん

特に言うことなく安定して可愛いです。登場人物はだいたい出揃ったのかな。切絵ちゃんもシルフィンも可愛いです。実はおまけこそが本編な気がしている。

うしおととら

こちらも特に言うことなく安定してますね。毎話毎話原作を思い出しながら追いかけてます。チューナーの調子が悪いタイミングと重なって何話か見落としてしまってちょっと辛い。

最新話で旅に出たので、次は飛行機に乗って衾と遭遇する回ですね。

その後評価が上がった作品

前回は未視聴だったりあまり評価してなかったがその後高評価になったもの

作品名 評価
オーバーロード
GOD EATER
モンスター娘のいる日常

オーバーロード

2話まで観たところで原作(WEB版)を一気に読みました。ボリュームが凄くて数日かかりました。。。もともと、昔調べ物していた際に原作(書籍版)の存在をたまたま知って、面白そうだとは思ってたんですが買うのを忘れていつのまにかアニメ化していたという。他の作品を追い抜いて今季一番気になってます。

原作も150万部を突破したとのことで勢いがあって何より。

オーバーロード:累計150万部突破 アニメ人気で“予想以上”の増刷 - MANTANWEB(まんたんウェブ)

要はVRゲームしてたらゲーム中の世界に似た法則を持つ異世界に漂流したというここ最近で言えばSAOというよりログ・ホライズン的な導入なのですが、主人公が作中最強のギルドのギルマスだったり主人公以外の仲間は主人公に忠誠を誓うNPCだけだったりゲームの法則が通じるだけで転移先の世界に何があるのかアインズにすらさっぱりわからなかったりするあたりに目新しさがあります。

魔王然としたアインズ、異世界では伝説級の力を持つ超越者でありながら中身はどこにでもいるサラリーマンでその小心さと己の力の強大さ故に慎重にならざるを得ないというギャップ。あとはアインズは部下には慕われているもののアンデッドになったせいか性欲が減衰している、また人間に扮装している際は「お世辞にも褒められた顔ではない」という設定で安易なハーレムものにならないのも個人的にはポイント高いです。あと2話から目をつけてたナーベが最近普通に可愛い(どうでもいい)。最初は境ホラの武蔵的なキャラだと思ってました。

WEB版は後半に入ったあたりからあらぬ方向に行ってしまったのですが、アニメは(編集者を交えて話を作っていると思われる)書籍版をベースとしていてようで安心して見れます。WEB版とは展開が違うので目新しさもあるのもいいですね。アニメは多分尺が足りずに終わってしまうので、そのうち書籍版も買おうと思います。

GOD EATER

製作が遅れているのか特番につぐ特番でgdgdですが、最新話で株が一気に上がりました。彩色が独特なんですが3Dにマッチしてて良いと思います。ちょっと韓国(というかキム・ヒョンテ)っぽいなとは思いますが。

最新話の流れ

  • 小さいアラガミのコアではらちが明かないのでヴァジュラ狩りをしようと提案するレンカ。
  • 1体ずつ倒すのがやっとのヴァジュラの巣に迷い込んで3体同時に囲まれてピンチ。
  • 黒いヴァジュラが登場して一瞬でヴァジュラを全員食い殺し主人公たちに牙をむく。
  • サクヤは撤退命令を出すが暴走するアリサ
  • レンカは黒いヴァジュラと相対するも虚しくボロ雑巾に。

黒いヴァジュラの圧倒的強者感とレンカの無力さが良かったです。

この「主人公が調子に乗った結果として周りを巻き込んで手痛い目に合う」「やばいと思った展開は底ではなくさらに絶望的な状況に陥る」って展開が割と好きです。

このあとに無力さを痛感するフェーズがあってこそ、その後強くなる展開に説得力があるのです。特に安易に覚醒したりしないできっちりボロ雑巾になっていたところがよいですね、ここで謎パワーで覚醒したら台無しだぞーってハラハラしながら見てました。

モンスター娘のいる日常

基本的に王道ラブコメなんですがヒロインたちがいわゆる人外。モン娘たちのエロ可愛さを楽しむ紳士向けの作品です。みんな可愛い。そんな可愛いけど人外でちょっと人間社会と馴染めない彼女たちが巻き起こすトラブルに巻き込まれる日常。地上波でこれ放送して問題ないのかな……ってシーンもちらほらと。

まぁしかし、こういう作品を見てるとオタクの業の深さを実感する……。

長くなったのでとりあえず今回はここまで!