年に一度くらいはモーツァルトを聴く日があってもよい
クラシック音楽に興味を持っていた時期がある。結局何も身につかなかったのだが、色々とCDを買ったような記憶だけはある。
ここ暫くはクラシックとは特に縁もなく距離を置いていたのだけど、昨年少しメンタルの調子を崩した時にバロックに助けられた。救われたとまで言うと少し大げさなのだが、それ以来気が向いた時にバッハを聴いたりしている。結局モーツァルトはあまり好きにはなれなかったね。
さて、少し前置きが長くなった。
貴方がひっそりと旅立ってからもう10年以上が経った。モーツァルトはあまり好きではない私だけれど、この曲が好きだった貴方のために今日くらいはレクイエムを捧げたい。貴方や貴方の周りにいた人々とも面識のない私にも、この曲を通じて貴方を悼むことくらいはきっと許されるだろう。
音楽の中でもひときわクラシックが偉大なのはその歴史の長さや権威ゆえにではなく、多くの人の心を動かしてきた積み重ねがあり、その曲目を通じて人々の心が交差することにあるのかもしれない。
そんなことを思う。