読書メモ - 【記憶術】ホイホイ記憶術(多湖輝)
kindle版が95%Offと安い上にレビューも悪くなさそうだったので買ってみました。
原著は1976年発刊とずいぶん古い……。 今となってはほぼ常識となっているようなことも数多く書いてありますが、内容は悪くないです。 ちょっと受験生向けっぽいテイスト。 目次だけ引っ張ってこようと思ったけど見つからないので以下はAmazonから。
一 あなたの記憶力は倍増できる
二 一夜づけでもOKの〝速憶術〟
三 あらゆる知識も一網打尽の〝多憶術〟
四 いつも新鮮、すぐに思い出せる〝確憶術〟
各章ごとの段落が細かく分かれており全部で114項目あります。 各段落は表現を変えて重複しているものが多いので、 見出しを斜め読みしながら気になったとこだけじっくり読むのが良いでしょう。 私は斜め読みで1時間ちょっとくらいでした。
以下、気になった段落をメモ
1 「覚えられる」と自分に言い聞かせると、記憶力は増す。
12 類似したものは、まず異同を明確にすると記憶しやすい。
→ 違うポイントを認識することで逆に「似ているけどここが違うんだよね」と記憶に残る
14 中途半端に納得したものは、記憶されにくい。
→ わかったつもりで終わってしまうと記憶が強化されない 。「67 憶える内容の正確さをチェックしてはじめて、記憶は増える」や「100 中途半端に「できた」と思うより、「できない」と思った方が記憶にとどまる」と同じ内容。 実は上記の「12 類似したものは、まず異同を明確にすると記憶しやすい」も 視点が逆になってるだけで同じ話だと思う。
18 記憶術を考えること自体が、記憶力の倍増につながる。
→ どう憶えるか試行錯誤したこと自体が記憶の補助になる
20 確実な核が一つあれば、記憶は雪ダルマ式に増える。
→ 何度も同じ話が出てきた。要は既存の知識と新しい知識を連結させる。
21 科学的な記憶法で覚えれば、長時間たっても忘れない。
→ 憶えたはずのことを忘れてしまうのは物忘れが激しいからじゃなくて記憶する方法が悪いから。
26 憶えたくないときは、憶えるための準備をする。
→ 憶えるためのウォームアップが必要(なときがある)ので、そういう時はどう記憶するかに注意を向けてみる。
45 最初ノロノロあとドンドンが、記憶のコツ。
→ ぱっと見「44 あまり長時間続けると、記憶の効率は著しく落ちる」と矛盾するように思えるが、こちらは長期の話。学習が進むにつれ理解力が出来て記憶はペースアップ出来る。
47 テストの問題を予想しながら覚えると、頭にはいりやすい。
67 憶える内容の正確さをチェックしてはじめて、記憶は増える。
100 中途半端に「できた」と思うより、「できない」と思った方が記憶にとどまる。
105 十日後の一時間の復習より、9時間以内の十分間の復習の方が記憶を定着させやすい。
→ 十日後には短期記憶消えてるので最初からまたやり直しですよねー。
114 記憶術のための記憶術は、かえって害になる
→ ここまで来て自己否定かと思いきや、なんでもかんでも丸暗記に頼るのではなくしっかり理解して覚えましょうということ。